生活の中で「マイル」という言葉を、一度は耳にしたことがあるかと思います。
マイルとは飛行機などの距離を表す単位で、kmなどと同じように使われています。
この「マイル」を各航空会社がポイント制度として利用をしています。
飛行機に乗ると貯めることができるマイルですが、飛行機に乗る以外でもポイントを貯めることができます。
こうしてマイルを貯めていく人たちを「陸マイラー」とも呼びます。
では、どのようにして飛行機に乗らずしてマイルを貯めるかというと「クレジットカード」を利用します。
日常生活でクレジットカードを上手に利用することで、賢くマイルを溜め、航空券への交換など利用して世界中に行くことができます。
マイルの基礎知識
マイルをクレジットカードの利用で貯めると言っても、その仕組みを理解しなければ、効率的に貯めることはできません。
では、どのような仕組みでマイルが貯まるのでしょうか。
はじめに基礎知識を学んでいきましょう。
マイレージクラブ制度
マイレージ制度は航空会社ごとに作られており、それぞれ独立したものになっています。
マイルを貯める場合には、どの航空会社のマイルを貯めるのかということを決めてから利用し始めます。
日本人に人気の高いのは、全日空(ANA)が運営しているANAマイレージクラブと日本航空(JAL)のJALマイレージバンクがあります。
どちらが良いのかは人によって異なり、基本的には自分の利用しやすい航空会社から選択をすると良いでしょう。
海外の航空会社もマイレージクラブを持っており、シンガポールのシンガポール航空であれば「クリスフライヤー」、韓国の大韓航空であれば「スカイパス」があります。
こちらの航空会社の方が利用しやすい、利用頻度が多いのであれば、海外の航空会社のマイルを貯めることも可能です。
またスカイマークやジェットスターなど格安航空会社(LCC)と呼ばれている会社などは、独自のマイレージクラブを持っていないところもいくつか存在します。
マイレージクラブの基本ルール
マイレージクラブは、それぞれにおいて規約があり、マイルの取扱いについてもルールが決められています。
その中でも、多くのマイレージクラブである下記2つのルールがあります。
- 貯めたマイルには有効期間が設定されている
- 一旦マイルにすると直接他のマイレージクラブへの移行はできない
貯めたマイルには有効期間が設定されている
多くの航空会社のマイレージクラブでは、有効期限が定められています。
ANAマイルの場合、マイレージクラブに加算されてからマイルの有効期限は「3年間有効(貯めたマイルはご利用になった月から数えて36ヵ月後の月末まで有効)」となっています。
参考:ANAマイルの有効期限
JALマイルの場合は、「36ヵ月後の月末まで有効」となっています。
参考:JALマイルの有効期限
しかし、一部で、ほぼ無期限でマイルを貯めることができる航空会社もあります。
代表的なところだと、デルタ航空の「スカイマイル」で、基本は3年間の有効期限ですが、マイルの増減があれば、そこから3年間さらにすべてのマイルの有効期限が延長される仕組みとなっています。
そのため、3年の間に1マイルでも加算することができれば、実質無期限でマイルを維持することができます。
一旦マイルにすると直接他のマイレージクラブへの移行はできない
絶対にできないというわけではなく、ANAマイル→JALマイルなど直接的に行えないということです。
いくつか交換の経由を行えば、間接的には交換はできますが、交換していく過程でマイルの価値が大幅に下がっていってしまうため、行わない方が良いでしょう。
なぜクレジットカードでマイルが貯まるのか
航空会社のマイルをクレジットカードの利用で貯めることができることを不思議に感じる方もいるのではないでしょうか。
この仕組みを簡単に解説します。
多くのクレジットカードは、カードのブランドとそのブランドと提携している会社で作られています。(例えばカードブランドのVISAと航空会社のANA)
こういったクレジットカードを利用するとまず、カード会社のポイントが貯まります。
そして貯まったポイントを航空会社のマイルに移行するという流れです。
ただし、JALカードのように直接利用金額に応じてマイルに加算されるクレジットカードもあります。
このように、どのような仕組みでマイルが貯まっているのかを理解することは、マイルの貯めていく上で大きく変わってくるのです。
賢くマイルを貯めるためのポイント
では、マイルの貯めるためにはどんなクレジットカードでもよいのかというとそうではありません。
論理的に還元率の数字でカードを選ばなければ勿体ないことになります。
そこでクレジットカード選びで大切なキーワードになるのが「マイル還元率」と「二重取り」です。
ここでは、この2つをベースに賢くポイントを溜めるためのポイントについて説明をします。
マイル還元率の高いカードを選択する
まず賢くマイルを貯めたいのであれば、知っておきたいものが「マイル還元率」です。
インターネットのほかのサイトでは単に「還元率」と紹介しているケースもあります。
還元率とは『クレジットカード100円を利用した時に何マイル貯まるのか』を割合で示したもので、100円で1マイル貯まるのであれば、「マイル還元率は1%」、2マイル貯まるのであれば「マイル還元率は2%」ということになります。
クレジットカード選びをするときにとても重要な指標であり、マイル還元率の数字が高ければ高いほど、還元率の引くカードに比べて、少ないカード利用で多くのマイルを貯めることができます。
マイル還元率を上げるポイントの「二重取り」
マイル還元率を上げる時の方法として「ポイントの二重取り」があります。
これも賢くマイルを貯めていくのであれば押さえておきたいものの一つです。
ポイントの二重取りとは、文字通り1つの商品を購入するときに2つのポイントを獲得することができるものを意味します。
例えば、楽天市場で商品を購入すると、商品の購入でクレジットカードのポイントが貯まり、購入金額に応じて楽天ポイントが貯まります。
このときクレジットカードのポイントが、ANAマイルに移行することができるのであれば、楽天利用で貯まる楽天スーパーポイントもANAマイルに移行することができるため、ポイントをダブルで貯めて、両方ともマイルにすることができます。
このような手法で賢くマイルを貯めるとマイル還元率が通常よりもさらに高くなることになります。
また熟練の陸マイラーにもなると、ここにポイントサイト経由で楽天にアクセスし、商品を購入することでポイントの「三重取り」をしてしまう人も中にはいます。
クレジットカードの年会費は有料か無料か
クレジットカード選びでもう1つ重要になってくるのが、年会費が有料のカードを利用するのか、無料のカードを利用するのかという点です。
クレジットカードには年会費無料のカードと年会費のかかるカードがあり、年会費の額もカードランクによって大きく変わります。
例えばANAマイルを貯める場合、ANAが発行しているクレジットカードがありますが、年会費が税込2,200円(初年度無料)掛かります。
またマイルを移行する際の手数料として税込6,600円掛かります。
一方で、同じANAマイルを貯めることができるクレジットカードの中にも年会費が、永年無料のカードもあります。
一番の違いはマイル還元率で、年会費無料のカードは還元率が低く、一般カード、ゴールドカード、プラチナカードとランクが上がっていくに従いマイル還元率は良くなる傾向があります。
そのため、マイルを貯めるには、マイル還元率と年会費の2つを天秤にかけながら最適なクレジットカードを選択する必要があります。
マイルが貯まるクレジットカード3選~年会費有料編~
ここからマイルを貯めやすいクレジットカードを特徴を交えて紹介します。
クレジットカードは利用する人のライフスタイルによってベストなカードが大きく変わるので、自分に最もあった使いやすいクレジットカードを選択しましょう。
スターウッド・プリファードゲスト・アメリカンエキスプレス
「スターウッド・プリファードゲスト・アメリカンエキスプレス」(以下SPGアメックス)は、年会費は高いものの、ポイント還元率が高い人気のクレジットカードです。
陸マイラー界では知らない人はいない言える程有名なカードで、マイル還元率の高さ、複数の航空会社のマイレージクラブに加算可能など、魅力的な特典が豊富にあります。
【どんな人向けか】
おすすめの人 | 年会費が掛かってもがんがんマイルを貯めたい人飛行機にはほとんど乗らず、日常生活のみでマイルを貯めたい人年に1回は国内・海外旅行に行く人いろいろなマイレージクラブにマイルを貯めたい人 |
あまりおすすめできない人 | 高額な年会費が嫌な人飛行機にときどき有償で乗る人 |
【カードの基本情報】
国際ブランド | AMEX |
年会費 | 34,100円 |
マイル還元率 | 常時1.25% |
交換できるマイレージクラブ | ANAマイレージクラブ(全日空)JALマイレージバンク(日本航空)スカイマイル(デルタ航空)マイレージプラス(ユナイテッド航空)エグゼクティブクラブ(ブリティッシュエアウェイズ)フライングブルー(エールフランス・KML)アジア・マイル(キャセイパシフィック航空)など40社以上 |
マイル還元率がクレジットカードの中で最高峰の1.25%
まずSPGアメックス最大の魅力は「常時マイル還元率1.25%」という点です。
航空会社が発行しているクレジットカードのマイル還元率が1%程度のものが多い中で、常時1.25%の還元率があるため、より効率的にマイルを貯めることができます。
またSPGアメックスを利用すると、ホテル系大手のマリオット・ボンヴォイポイントが3ポイント貯まり、多くの航空会社でこの3ポイントが1マイルと交換できる仕組みです。
これだけではマイル還元率が1%ですが、60,000ポイント(カード利用額で200万円分)を一気に交換すると20,000マイルにボーナスマイルとして5,000マイルが追加加算されます。
よってマイル還元率が1.25%まで上がるのです。
飛行機に乗ったときのボーナスがないので、ほとんど飛行機には乗らず、日常生活で貯めたい人にはおすすめのクレジットカードと言えるでしょう。
40社以上のマイレージクラブにマイル加算可能
SPGアメックスの2つ目の特徴として、複数の航空会社のマイレージクラブにマイル移行が可能という点です。
航空会社が発行しているクレジットカードでは、その航空会社にしか基本的に貯めることができません。
代表的なマイレージクラブとしては以下があります。
- ANAマイレージクラブ(全日空)
- JALマイレージバンク(日本航空)
- スカイマイル(デルタ航空)
- マイレージプラス(ユナイテッド航空)
- アジア・マイル(キャセイパシフィック航空)
- スカイワーズ(エミレーツ航空)
日本人に人気のANAやJALも含まれているので使い勝手はかなり良いと言えます。
ホテルの特典がついてくる
SPGアメックスは、マリオットホテルグループが発行しているクレジットカードなので、グループホテルの特典が付いてきます。
ホテル特典1:クレジットカード更新時の無料宿泊特典
クレジットカード更新をした2年目以降に付与される無料宿泊特典で、マリオット・リッツカールトンなどのグループホテルに1泊1室宿泊することができます。
国内だけでなく海外にもホテルがあるので年に1回程度旅行に行く人であれば、恩恵を受けることができます。
ホテル特典2:ゴールドエリートステータスが付与される
もう1つ代表的な特典にマリオットボンヴォイのゴールドエリートステータスが付与されます。
マリオットホテルグループに宿泊したときに受けることができる特典で、
- 部屋のアップグレード
- 獲得した宿泊ポイントの25%上乗せ
- ウェルカムポイントの付与
などなどの特典を受けることができます。
ANA VISAワイドゴールドカード
日本のマイレージクラブとしては最大の会員数を誇る「ANA VISAワイドゴールドカード」です。
ANAとVISAが発行しているクレジット機能付きのマイレージカードで、最大1.3%還元も可能なため、ANAマイルをメインに貯めたい人には、おすすめのクレジットカードと言えます。
【どんな人向けか】
おすすめの人 | ANAマイルを貯めたい人年に数回ANAの飛行機に乗る人 |
あまりおすすめできない人 | ANAマイルがメインではない人ANAに乗らない人 |
【カードの基本情報】
国際ブランド | VISA |
年会費 | 15,400円 |
マイル還元率 | 常時1%~約1.3% |
交換できるマイレージクラブ | ANAマイレージクラブ(全日空) |
最大マイル還元率1.3%が可能なカード
ANA VISAワイドゴールドの魅力は何と言っても高い還元率です。
ショッピングでVISAのVポイントが100円につき1マイル分(0.5ポイント)貯まります。
このままだとマイル還元率は1%ですが、リボ払いによって手数料を発生させるとさらに0.3%分のポイントが上乗せされます。
リボ払いは手数料が大きく損をするイメージがあるかもしれませんが、毎月の支払額をわずかに残すようにすれば数百円の支出で0.3%のポイントをもらえるのは大きいのではないでしょうか。
毎月支払額をインターネットの専用サイトからコントロールしなければいけないという手間はありますが、マイル還元率はより大きくなります。
フライトで搭乗ボーナス25%が上乗せ
このクレジットカードは、ANAまたはANAの所属しているスターアライアンスのフライトに搭乗をするとフライトマイルだけでなく、25%のボーナスマイルが付与されます。
また入会・継続をすると2,000マイルもらうこともできるので、年に数回ANAまたはスターアライアンス加盟航空会社のフライトに乗るのであれば、より多くマイルを貯めることができます。
日本国内の提携ショップ利用でマイル付与が2倍
もう1つお得なのが、日本で発行されているクレジットカードなので、国内利用で特典がいくつかあるという点です。
代表的なのが通常100円で1マイル付与のところ、2マイル付与となるお店があるということです。
クレジットカード発行しているANAの航空券購入やANAが運営しているANA FESTA、ANA SKYショップの利用で付与マイル数が2倍になります。
他にもコンビニエンスストアのセブンイレブン、ガソリンスタンドのENEOS、出光石油などが2倍のマイル付与の対象となっているので、日常生活を送りながらもマイルを貯めやすい特徴があります。
JALカードSuica
JALマイルを貯めたい人におすすめのクレジットカードがJAL カードSuicaです。
年会費が手ごろな上、還元率1%あり、フライトだけでなく鉄道利用でもマイルを貯めることができます。
特にJR東日本を頻繁に利用する人は、持っていて損はないでしょう。
【どんな人向けか】
おすすめの人 | JALマイルを貯めたい人年に数回JALの飛行機に乗る人JR東日本でSuicaを利用する人 |
あまりおすすめできない人 | JALマイルがメインではない人JALに乗らない人 |
【カードの基本情報】
国際ブランド | JCB |
年会費 | 2,200円 |
マイル還元率 | 常時1% |
交換できるマイレージクラブ | JALマイレージバンク(日本航空) |
多くの飛行機でマイルが貯まる
JALカードの特徴としてJALまたは日本航空と提携している航空会社(ワンワールドアライアンス加盟航空会社など)の利用でフライトマイルを貯めることができます。
さらに10%のボーナスマイル(ゴールドの場合は25%)が付与されます。
また入会後の初搭乗で1,000マイル、毎年のカード継続後の初搭乗で1,000マイルのボーナスもついてくるので、年に数回日本航空を利用する人であれば持っておくと良いでしょう。
鉄道利用でもマイルを貯めることが可能
JALカードSuicaの一番の特徴は鉄道利用でもマイルを貯めることができるという点で、JALマイルとJREポイント(JR東日本のポイントサービス)を貯めることができます。
例えばSuicaへのオートチャージが可能で、このオートチャージをしたときにJREポイントが付与されます。
JREポイントはJALマイルに1,500ポイント=500マイル(ショッピングマイルプレミアム加入であれば1,000マイル)にして交換することができ、日常的な鉄道利用でもマイルを貯めることができます。
定期券購入でもポイントを貯めることができますし、JR東日本のVIEWプラス対象商品の購入であれば1,000円=15ポイント、対象外の商品でも1,000円につき5ポイントが付与されます。
JR東日本を頻繁に利用している人、定期券を使っている人であれば、マイルが貯めやすいというのがこのカードの特徴です。
提携店舗を利用すると還元率は2%
JALカードの特約店で利用すると付与されるマイルが2倍になります。
コンビニエンスストア大手のファミリーマートや出光石油など、日常生活をしていく上で欠かすことができないお店が数多く含まれており、少し利用するお店を意識するだけで2倍のマイルを貯めていくことができます。
一方で注意点として、WAONのオートチャージを利用した場合、還元率1.5%は使うことができません。
JALカードはWAONへのチャージでマイルが貯まり、チャージしたWAONを利用することでマイルを貯める合わせ技で1.5%の還元率にする方法がありますが、JALカードSuicaはチャージできるカードの対象外となっています。
賢くマイルを貯めるクレジットカード2選~年会費永年無料編~
では、マイルは貯めたいのだけど、クレジットカードの年会費は支払いたくないという人はどんなカードを選ぶとよいのでしょか。
年会費無料のカードは、有料のカードと比べてマイルの還元率は下がってしまいますが、その中でも還元率の高いカードを紹介します。
楽天カード
無料でANAマイルを貯めていきたいのであれば、年会費無料のCMでもお馴染みの「楽天カード」があります。
また、数ある楽天カードの中でも「楽天ANAマイレージクラブカード」がおすすめです。
楽天カードとANAマイレージクラブカードの機能が1つになっているので、1枚発行すれば別々に発行しなくても良いという便利さがあります。
【どんな人向けか】
おすすめの人 | 年会費無料でANAマイルを貯めたい人楽天市場を頻繁に利用する人 |
あまりおすすめできない人 | 高いマイル還元率を目指したい人ANAや楽天をあまり利用しない人 |
【カードの基本情報】
国際ブランド | VISA/Master/JCB |
年会費 | 無料(2年目以降は年に1回のカード利用で無料) |
マイル還元率 | 常時0.5%以上 |
交換できるマイレージクラブ | ANAマイレージクラブ(全日空) |
マイル還元率は0.5%以上
ANA楽天マイレージクラブカードの魅力は「年会費無料」でANAマイルを貯めていくことができるという点です。(2年目以降は、年に1回のカード利用条件付き)
気になるマイル還元率は200円の利用で1マイルの加算(=0.5%)です。
マイルの加算方法には2種類あり、直接楽天からANAマイレージクラブに加算してもらう方法と一旦楽天スーパーポイントにしておいて、自分でANAマイレージクラブに移行する方法です。(どちらも加算率は同じ)
還元率を「0.5%以上」としたのは、楽天で買い物をすると通常ポイント以外にボーナスポイントが付与されるからです。
このボーナスポイントも「期間限定ポイント」でなければANAマイルに交換することができます。
つまり、100円で1ポイント付与のものがポイント10倍で10ポイント付与になれば、ANAマイル換算にすると5マイルとなり、マイル還元率は5%に跳ね上がります。
また楽天のスーパーポイントアッププログラムの条件を満たせば、期間限定ポイントを含めて商品購入時にポイント付与され、商品代金そのものを安くもできるので、マイルの還元率は0.5%を上回ってくるのです。
ポイント移行を工夫すれば実質無期限でANAマイルを貯められる
このカードの面白い特典として「実質無期限でANAマイルを貯められる」という特徴があります。
ANAマイルは加算から3年という期限がありますが、楽天ポイントの場合「新しいポイントの加算から1年間」というポイントの期限となっています。
その為、年に1回でもポイントの加算があればすべてのポイントの有効期限が延長されます。
つまり、クレジットカードのポイント加算方法を楽天ポイントにしておき、必要な時にANAマイルに交換するようにすれば、実質無期限でマイルを貯めることが可能となるのです。
様々な楽天サービスのポイントもマイルに移行できる
楽天市場では、ショッピング以外にもポイントの運用やアフィリエイトなどを使ってポイントを貯めることができます。
これらの楽天サービスで貯めたポイントもマイルに移行することができるのです。
日常生活の中で楽天を頻繁に利用している人であれば、あらゆるところでマイルを貯めるチャンスがあるのがこのクレジットカードの魅力と言えるでしょう。
JMBローソンPontaカードVisa
JALマイルを貯めるのであれば、JALと提携している年会費無料クレジットカード「JMB ローソンPontaカードVisa」がおすすめです。
【どんな人向けか】
おすすめの人 | 年会費無料でJALマイルを貯めたい人Pontaポイントを貯めている人 |
あまりおすすめできない人 | 高いマイル還元率を目指したい人JALやPontaをあまり利用しない人 |
【カードの基本情報】
国際ブランド | VISA |
年会費 | 無料(2年目以降は年に1回のカード利用で無料) |
マイル還元率 | 常時0.5% |
還元率は0.5%
JMBローソンPontaカードVisaは、基本的に200円の利用で1マイルが加算され、還元率は0.5%、ローソンで利用すると100円で1マイル加算となります。
ローソンを頻繁に利用する人であれば、よりマイルを貯めやすいでしょう。
また、Pontaポイントと連動しているので、Pontaポイントを貯めることができるお店でカードを利用すると、カードの利用金額に対するマイルとPontaポイントを同時に貯めることができます。
Pontaポイントは2ポイント=1マイルに交換できます。
Pontaポイントも期限は実質無期限
Pontaポイントも楽天ポイントと同様に年に一度でも加算があれば、そこからすべての有効期限が延長されます。
そのため、Pontaポイント分は実質無期限でマイルを貯めることが可能になります。
Pontaの良いところとして、他のポイントとの提携が多いため、ポイントサイトなどで貯めたポイントをPontaに移行する方法などがあります。
移行したPontaポイントもJALマイルに移行することができるため、Pontaポイントを貯める種類を増やすことで結果的にJALマイルを増やすことにも繋がります。
まとめ
ここまで賢くマイルを貯めるためのクレジットカード5つ紹介しました。
クレジットカードを選ぶときに重要になるのが「マイル還元率」と「年会費」です。
クレジットカードを頻繁に使い、たくさんのマイルを貯めたいのであれば年会費がかかってもマイル還元率のカードを選択したほうが良いでしょう。
一方で、数年に1回程度旅行できるようなマイルを日常生活でのんびり貯めていきたいという人には年会費無料のカードでも良いでしょう。
ライフスタイルと目的に合わせて、自分に最適なクレジットカード選びをすることが大切です。